ブラック企業を特徴から判断する4つのポイント

これから就職や転職を控える方が気なるブラック企業。特徴があるので面接や求人段階で見分けることが可能。ブラック企業に就職しないようにする4つのポイントを紹介しよう。

ブラック企業を特徴から判断する4つのポイント

ブラック企業を理解し見極める!

テレビや雑誌でよく耳にするブラック企業。 就職活動を控えている方には戦々恐々となる恐怖の壁となるだろう。 ブラック企業に入社したばかりに悲惨な目にあったというニュースを耳にする機会も増えてきた。

ブラック企業で働く男性

ではブラック企業とは具体的にどのような企業を指すのだろうか。

離職率が高く、若手の社員がいない

過酷な労働やパワハラが蔓延している為、若手の社員がすぐやめてしまい離職率も高くなってしまう。

非正規労働者の比率が高い

正社員は好待遇で非正規は冷遇するのもブラック企業の特徴。アルバイトや契約社員を使い捨て、いくらでも替えが利くと考えている。

精神論を振りかざす

やりがいや夢、努力などの精神論を強調してサービス残業や休日出勤を強いるブラック企業の常套文句。高圧的にでられる場合が多いので注意が必要だ。

入社時の試用期間が異常な長さ

試用期間を長く設定し給料が安い段階で過酷な労働を課してやめさせるというケースもある。社員をコマとしか思っていない典型的なブラック企業の特徴。

面接日当日に採用を決める

離職率が高く慢性的な人手不足を起こしている為、即日採用を決める。また応募者がインターネットなどでブラックな情報が伝わらないうちに囲う目的もある。

上げればキリがないが、これからブラック企業をいかに回避するか、入社した会社がブラック企業なのかを判断するポイントを紹介しよう。

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ポイント1 会社名はブラック企業かどうかの判断材料

ブラック企業はある程度社名で判断が可能だか信頼性はあまり高くない。 しかし、~日本や、~ジャパンなど外資系でもないのにこのような社名になっているのはブラック度が高いと言えるだろう。

深夜まで働く会社員

ハローワークでも様々な会社の情報があるので、応募しようか迷っている企業があればどのような会社か尋ねてみるのも良いだろう。

少しでも怪しいと思ったらインターネットなどをつかって社名を検索する事で情報を集める事ができるので、ある程度ブラック企業を回避する事ができるだろう。

ポイント2 ブラック企業の常套フレーズ

ハローワークや求人雑誌などでいつも見かける会社はブラック企業の可能性が高い。 これは人材の定着率がよくないので採用してもすぐ離職してしまう事、その原因が企業にある場合が多い事があげられる。

実力主義

内定後に仕事のフォローが無く、何かミスをした場合でも自分で責任を負わなくてはならないケースがある。

人物重視

離職率が高いので少しでも多くの人手を確保したい為、経験も学歴も問わず誰でも良いの使い倒せる人を採用したい。

アットホーム

会社以外のプライベートにまで干渉される可能性がある。また、あまり会社のアピールポイントが無い為、社風を強調している。

独立可能

離職前提で雇用される可能性もあり、雇用契約などの確認が必要な非常にブラックなフレーズ。

このように求人に掲載されるフレーズでもブラック企業の判断が可能なのでよく確認する事が重要だ。

ポイント3 ブラック度の高い即日採用

疲れても出勤する会社員

ブラック企業かどうか見分けるには面接も重要なポイントだ。 一度採用されてしまうと生活に関わる事なの簡単には辞められない。さらに時間もない中で再度転職活動する事は体力的にも負担が掛かる。

では面接ではどのような点に注意するべきなのか

労働条件を説得される

過酷な労働条件をさも当たり前のように説得してくる。サービス残業が当たり前の事のように説明し、世の中の企業はみんなそうだと決め付けてくる会社は要注意。

即日採用で内定を出す

応募者に考える時間を与えずに即日に内定を迫られる。これは応募者に逃げられないようにする囲い込みで、そのような企業は面接後のフォローが無いケースが多い。

採用担当者が横柄な態度

まだ社内の人間ではない応募者に対しても横柄な態度をとる会社は、採用後も日常的にパワハラが行われている可能性が高い。

自社の説明が曖昧

本当の事を言うとブラックな労働環境がバレる為オブラートに包んで説明をする、業務内容についての質問をすると明らかに態度が変わる会社もブラックの可能性がある。

特に即日採用をする会社は限りなく黒に近いので、このような面接が行われたらブラック企業と疑っても良いだろう。

ポイント4 クラッシャー上司に気をつけろ!

ブラック企業に就職してしまったらクラッシャー上司には気を付けよう。 クラッシャー上司とは部下を潰し、奴隷化する支配的な上司に対してつけられた名前でブラック企業に多く存在している。

高圧的な上司

このような特徴に当てはまる上司がいる会社の場合ブラック認定を受けてしまうかもしれない。

  • 社員の前で怒鳴り散らす
  • 攻撃的で部下を精神的に追い詰めるのが得意
  • 自分の間違いを認めない
  • 成果のでないのを部下に責任転嫁する
  • 仕事を任せるのではなく丸投げする
  • 部下と張り合おうとする

基本的に能力も実力も高い人物が多くプライドが高いため会社に必要とされているケースが多いのでことさら厄介な存在と言える。

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ブラック企業から身を守る事が大事!

ここまでブラック企業のポイントを説明してきたが、自分が応募する企業や就職している企業がこれに当てはまるからと言って必ずしもブラック企業とは限らない。

上司に楯突く部下

この項目に当てはまっていても優良な企業は多く存在する。 これからはインターネット等の情報に振り回されずに正確な情報を自分で選ぶ力が試される事だろう。

最後に、もし今自分がブラック企業で働いていて過酷な労働環境に置かれているなら早めに対処するべきだ。 鬱や病気になってからでは遅いので自分の身を守る為に、会社に離職届けを出す勇気も必要だ。