協調性の自己PRで周りと差がつくポイントとおすすめ例文

「協調性」を自己PRでアピールする人は多いですが、多いゆえに自己PRがライバルとの差別化につながらないこともあります。協調性をテーマにする場合、どういったポイントに注意することで周りと差のつく自己PRとなるのでしょうか。

協調性の自己PRで周りと差がつくポイントとおすすめ例文

自己PRで埋もれてしまいやすい「協調性」のアピールはどうするべきか?

就職活動や転職活動には自己PRをする場面がESや面接活動において必ずありますが、この場面で「協調性」を掲げて自己PRする方というのはやはり多いものです。

多くの人間がテーマにするという背景もあり、協調性というワードは他のテーマと比べて埋もれてしまいやすく、他の就活生やライバルとの差別化を図るのが難しいという困った部分があります。もし、協調性を自己PRとして用いるのであれば、求められている面について正しく理解し、より良いアピールをしていく必要があります。ここでは自己PRの成功につながる協調性のアピール方法について詳しく紹介していきます。

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知っているようで知らない「協調性」の考え方

握手するビジネスマン

「協調性」という言葉は知っているようで知らない言葉です。協調性と言うと「周囲の人々と上手くやっていく性質」というとらえ方をしがちですが、プライベートにおける「上手くやっていく」ということとビジネスにおける「上手くやっていく」はまた別の意味となります。

プライベート上の「上手くやっていく」ことは、「持続的に良い関係でいる」ことが目的となります。和を乱さない、波風を立てない、人付き合いが良い、これらのすべての目的は良い関係づくりだと言えます。

しかしながら、ビジネスではそうではありません。ビジネスでは明確に「利益を生み出す」という目的があります。この目的のための協調性は、すべてが短期的・長期的に「利益を生み出す」ことにつながっている必要があります。必要であれば周囲と違う意見も言い、目的のために個人行動も辞さない、そういう面があることを理解する必要があります。

協調性は「仲良し」ではなく「チームワーク」です。「お友達」ではなく、部活動などの「チームメイト」とうまくやっていく能力なのです。「一緒にいて楽な人」ではなく、「目標達成に向けて協力的に取り組む人である」という面から自己PRを展開していく必要があります。

協調性を自己PRするときに注意すべきポイント

協調性を自己PRする際には、いくつか注意するべきポイントがあります。

1 直接「協調性がある」とは言わない

ありますと答える女子学生

たとえば、「私は協調性があります」と直接的に言うのは避けた方が良いです。

「~性」や「~的」という言葉は、人の性質を表す言葉ですが、非常に主観的なものです。これは自分はそう思っていても相手はそう思っていないことがあるということですし、相対的な尺度ですので、環境や相手が変わればそのように感じられないこともあります。

また、「協調性があります」とアピールした時点から、採用側には「協調性の真偽を問う」スイッチが入るようになります。主観的な判断で受け取られ、真実か嘘か決められてしまいますから、応募側にとってこれはリスクにしかなりません。

協調性をアピールするにしても、「目立つ位置でなくともコツコツとサポートを頑張れる」「チーム内で自分のするべきことを考えて行動できる」など、事実に基づいた内容でアピールする方が、内容が破綻しにくくなります。協調性そのものは言外に匂わせる程度が適当です。

2 チームワークを意識する

共同で研究する学生

そして、協調性をアピールする際には、上記で示したような「目標達成に向けたチームワーク」を意識してアピールするようにしてください。

  • 「周囲との関係を良くするためによく喫煙室に出入りしていた」
  • 「上司の決定が自分の意見と違う場合は、上司の意見を尊重して口を挟まないようにしている」

上記のような述べ方は、企業としてのメリットが見えないために適切なアピールとは言えません。
ビジネスにおける協調性のアピールはいわゆる「社交性」ではなく、「目的達成のためにチームの中で役割をしっかり果たせる」という点をアピールする必要があるのです。

「協調性」をアピールする自己PR文例

協調性の自己PRをする際は、職種ごとに少々違いがあります。チームでの活動を念頭においた内容でPRすることはもちろんですが、求められるチームワークが職種によって異なることを意識して、具体的なエピソードと共に自己PRを作成していきます。

営業職の場合

パンフレットを見せながら営業するビジネスマン

営業職では、営業目標という明確な目標に向かってどのようにチームに貢献したか、自分の成績だけでなく周囲の成績を高めるために行ったことなどをPRするのが適切です。営業の世界では、以前のような個人の魅力や活動に依存する営業だけでなく、うまく関係者を取り持つ「紹介」ができることも重要視されつつあります。個人プレーだけではなく、チームの潤滑油としての役割もできることをアピールできると理想的です。

営業職での文例

前職は営業で個宅訪問での学習教材の宣伝、販売をしておりました。私は自分の営業活動をしながら、全体に共有できる「ネタ探し」をいつも意識して積極的に情報収集しています。そのため、メンバーは私のことを「情報屋」と呼んでくれます。

あるエリアで営業活動をしながら情報収集をしていた際に、地域ボランティアで学習支援をしている話を聞きつけ、そこに直接営業を仕掛けてまとめて契約を取ることができました。同様の活動は多いと聞き、チーム全体にこの情報を共有すると、多くのメンバーの営業成績が伸びるようになり、私たちのチームその年の営業成績の伸び率がトップになることができました。

御社でも営業成績はもちろん、業務上有益な情報があれば、どんどん展開することで貢献できればと存じます。

事務職の場合

レポート用紙にパンチングする女性事務員

メンバーのサポートが主となる事務職は最も協調性が問われる職種のひとつと言えます。受け身になりがちな事務職においては「気を利かせた」「自ら行った」サポートによって、全体の目標達成を助けたというエピソードが効果的です。

事務職での文例

私は「メンバーに寄り添って考えること」を意識して仕事をしています。前職では営業事務で、顧客リストの作成や様々な資料作成が主な業務でした。

営業メンバーたちがよく「資料が無くて会社に戻る時間がもったいない」と口にしているのを聞き、使用頻度の高い資料は全てPDF化し、社内調整を経て、出先でコンビニなどのプリンターから必要な資料が出力可能な体勢を作りました。すると、営業メンバーの日々の訪問件数が徐々に増えて成約件数は増え、一方で交通費は削減されるようになりました。

御社においても、自分にできることを探し、積極的に提案することで業務に貢献したく存じます。

販売職の場合

コーヒーを手渡す女性販売員

販売職はメンバーが同じ場所で販売活動を行うことから、成績向上だけではなく周囲のモチベーションにも配慮をする必要があります。目標達成に向けた取り組みだけでなく、周囲とのチームワーク作りを意識したPRが効果的です。

販売職での文例

私は仕事ではチームワークを大事にしています。前職では女性向け雑貨の販売をしておりました。

私は接客や販売は得意でしたが、陳列や販促が得意ではないため、苦手を補えるスタッフといつもペアで仕事を行うようにしておりました。販売成績は折半するという条件の下、互いに長所が発揮し、お店の売上も高まるなど良い効果が出ました。そのメンバーとは、学び合う中で個人のスキルも向上し、成績も伸びるなどwin-winの関係を築くことができました。

貴社におきましても、チームワークを意識して貢献できたらと存じます。

クリエイティブ職の場合

色見本を見るクリエイター

クリエイティブ職や技術職というのは、黙々と自分の仕事をこなすイメージがありますが、だからこそ協調性のアピールが効果的な場合があります。特に、自分の仕事だけでなく、関連する部署とのチームワークを大切にできることは社会人として良いアピールとなります。

クリエイティブ職・技術職での文例

前職ではWebサイト用の素材作りを中心にデザイナー職をしておりました。
デザイナーが私一人だったという事情もあり、非常に仕事量は多かったのですが、できる限り直接担当者と話し合って制作をするよう心がけました。上司ともよく相談していましたので、業務の調整に協力的にしてくださり、担当者との打ち合わせの場を他部署に掛け合って多く調整いただきました。

依頼では「なるべく早く」と言われることが多いのですが、ちゃんと話し合ってみると、全体の制作スケジュールがわかり、納期や品質についての調整ができることもありましたし、求められているものが明確になり、やり直しが減って業務も効率化されました。逆にこちらが急いで対応した方が全体が上手くいくと思えば、他のスケジュールを調整して特急対応も行いました。

御社におきましても、周囲との調整を大切にしつつ、最大の貢献ができればと存じます。

協調性の自己PRは「チームワーク」を意識したアピールを

自己PRにおいて「協調性」は非常に多く使われる言葉です。使いやすく、印象の良い言葉ですのでそれ自体は悪くないのですが、他者との違いをアピールする場面では埋もれてしまいやすいというシルクを秘めています。こういった事態を避けるためにも、協調性の目指す目的を考えて、具体的なエピソードと共に協調性をアピールすることが大切です。

企業活動における協調性はチームワークを意識した内容を検討します。どのようなチームワークが必要になるかは職種によっても違いがありますから、適切な内容を考えたアピールを心がけてください。上手な自己PRは、入社後の活躍イメージを採用側に持たせることができます。協調性を持って業務に取り組んでいる姿が浮かぶような、そのような内容を意識して自己PRを作成することが大事です。

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