履歴書の賞罰や本人希望欄などその他の項目の書き方

履歴書の賞罰、健康状態、長所・短所、扶養家族、通勤時間、本人希望欄、保護者欄の書き方をご紹介します。すべてを盛り込まなければいけないということではなく、相手方で必要があれば面接時などに聞いてくることなので、フォーマットを選ぶのも重要です。但し、自分の中である程度答えを用意しておくことが望ましいでしょう。

履歴書の賞罰や本人希望欄などその他の項目の書き方

印鑑は一番最初に!

印鑑と朱肉

捺印というと、最後の締めに押すというイメージを持っている方もらっしゃるかと思いますので、えっ、と思ってしまうかも知れませんが、印鑑を初めに押しておくと良いことがあります。これは履歴書のマナーなどとは少し離れて、効率的な作成方法というお話になるのですが、捺印がずれたり滲んだり、欠けてしまったり擦れたりといった場合、せっかく完璧に仕上げた履歴書がすべて台無しになってしまいます。そのまま送ってしまえば、思わぬマイナスポイントにもなる可能性もあります。

社会に出る上で、印鑑を押す機会は沢山ありますので、もちろん失敗せずにきれいな印鑑を押す練習は大事なことです。ただし、まだ不慣れという方であれば、履歴書を手に入れたら記入する前にすべてに印鑑を押しておき、その中から失敗したものを予め弾いておくというのも方法です。最後の最後、捺印で失敗、ということもありません。また、よく乾かす時間も取れるので、押した後にすぐにファイルなどにしまってしまい、こすれてしまうということも防げます。

履歴書に印鑑の押印は必要ある?それとも必要ない?

賞罰

賞状やトロフィー

賞罰欄に記載する賞は、国や都道府県などの規模で表彰された、あるいは大会、コンペティションなどで受賞、優勝したというものを記載します。ノーベル賞や直木賞、国体の優勝といったスケールのものになります。

罰として記載するのは、過去に犯罪を行なった場合の刑事罰などで、特に1年以上の禁固刑か懲役などの罰を受けた場合に記載する項目です。不起訴処分となったものや、スピード違反などのものは記載する必要はありません。

健康状態

健康を計る医者

会社業務に差し障ることがなければ「良好」の記載のみで問題ありません。欄が大きく設けられている場合もありますが、ここは空白が目立っても仕方が無い部分ですし、もし気になるようであればフォーマットを変えましょう。入院経験があっても、現在の時点で完治しているのであれば問題ありません。業務に支障をきたす場合があるときのみ記載しましょう。

履歴書の健康状態の欄に書く適切な記入例

長所・短所

自分の自覚している性格を記入する欄ですが、単にそのような性格であるというだけではなく、それを示す具体的なエピソードや、仕事上のアピールポイントを補足しましょう。短所についてはネガティブに考えるのではなく、自覚した上でどう振舞うのか、どのように改善を試みているか、逆に長所となりうる部分が無いかといったポジティブな文章にして終えましょう。

良いイメージを与えるものとしては、「明るい」「意欲的」「協調性がある」「ストレス耐性」などです。但し、書くイメージはひとつに絞るのが効果的でしょう。

尚、自己PRについては別ページで説明しておりますので、そちらを参考ください。

履歴書で長所を書くときの文例と書き方
履歴書に短所を書く時のアピールポイントと例文集

扶養家族

自分の扶養家族

本人に扶養義務がある家族が居る場合にその人数を記載します。共働きの場合、自分のほうが収入が上であれば、子供の扶養義務は本人になります。独身の方であれば、配偶者の方の扶養義務は記入しません。税金や手当てに関係する事柄なので、しっかりと調べて記載しましょう。

通勤時間

通勤する会社員

通勤にかかる時間を記載します。交通手段を決め、事前に調べてから記載しましょう。あまり通勤時間が大きいと、採用後に続けていけるのだろうか、とマイナス印象にとられる場合もありますが、正直に記載するのがよいです。希望する勤務地や通勤時間がある場合は、本人希望欄か断り書きを記載しましょう。

本人希望欄

希望する案件を考えている男性

勤務地や配属など、就職後の希望を記載します。ここであまり希望を出しすぎますと、融通の利かない人と思われてしまいますので、最低限のことを記載しましょう。採用が決まった後でも希望を述べる機会はあります。特に希望が無い場合は「貴社の規定に従います」という記載でよいです。

保護者欄

同意をする保護者

未成年者の場合、保護者の了解を得る必要があります。保護者欄は何かあった際に保護者へ連絡する為の、住所、電話番号などを記載する欄で、中学生・高校生であれば親御様に書いてもらうのがよいでしょう。大学生であれば、自分で記入しても問題ありません。本人か保護者、どちらが書くべきなのかは、採用元の指定が無い限り、特に決まってはいません。