ネクタイの結び方は簡単!就活生が知っておきたい締め方10

ネクタイの結び方ひとつで印象がガラリと変わります。ここでは、就活生におすすめのおしゃれでかっこいいネクタイの結び方をご紹介します。ネクタイ姿をキリッと見せるくぼみの作り方や結婚式やプライベートに使える結び方も合わせて覚えておくと、いざというときに役立ちます。

ネクタイの結び方は簡単!就活生が知っておきたい締め方10

就活生におすすめ!おしゃれでかっこいいネクタイの結び方

自分に合ったネクタイの結び方を知りたくて、いろいろ試している方は多いでしょう。ここでは就職活動や結婚式などの冠婚葬祭だけでなく、様々な状況にあったネクタイの結び方をご紹介します。ネクタイの結び方ひとつであなたの印象がガラリと変わります。オシャレでかっこよく見えるネクタイの結び方をたくさん覚えて、あなたの個性を印象付けましょう。

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ネクタイの結び方10選マスターしたい基本から応用まで

就活生におすすめしたいネクタイの結び方をご紹介します。ネクタイが右や左に曲がったり結び目が上手く作れない人も、何度も練習することで上手に結べるようになります。基本の結び方をマスターしたら、プライベートに使える結び方にも挑戦してみましょう。

1.プレーンノット

プレーンノットの結び方

白シャツに映える基本の結び方です。どんな場所にもなじみ、結ぶのに時間がかからないので就活生におすすめです。

結び方は、大剣を長めに取り、大剣側が上にくるように重ねます。次に、上に重ねた大剣側を小剣の後ろから一周させます。そして、大剣を首とネクタイの結び目にできた円スペースに通し、前から持ってきます。

その後、結び目の上から下に通します。結び目は小さくなるように形を整えましょう。小剣を引っ張りながら結び目を首の方へ上げていきます。

注意点は、結び目を緩く結ぶこと、ワイシャツの一番上のボタンは閉めること。結び目の下にディンプルと呼ばれる「くぼみ」を作るとオシャレな印象になります。

プレーンノットを作ってから首にかける方法

結び目を先に作っておいてから、ほぼ完成に近い形で首に通すやり方です。手先があまり器用ではないネクタイの結び方に自信がない方は、このやり方で結んでみましょう。

まず、ネクタイを首に通さずに机の上などに置き安定させます。小剣が上にくるように大剣とクロスさせ、クロスさせた時にできた円に小剣を下から通します。通した小剣を一度ひねり、この円に通そうとした時にできる大剣との輪へ上から小剣を通します。最後に、結び目のできたネクタイを首に通したら、長さを調整しながら結び目を襟元まで上げて形を整えます。

2.ダブルノット

結び目が縦に長い、結び目に厚みがでる特徴を持つ結び方です。長いネクタイや細いネクタイによく合います。ビジネスから結婚式などのパーティーまで幅広く使えます。

結び方は、まず小剣が下に来るように大剣を交差し、ネクタイの端側の、クロスしたところで大剣を首と垂直に小剣を二周させます。この時に小剣を人差し指と中指でつまみ、その上から大剣を二周させることがポイントです。

その後、首とネクタイで囲まれた丸いスペースに大剣を持って行き、結び目の上から下へ通します。先ほどのポイントだった人差し指と中指を小剣から離し、大剣をつかんで結び目の中で上から下へ引っ張ると失敗が少ないです。

3.スモールノット

小さな結び目が簡単に作れる結び方です。首が太い人や長身の人、幅広や生地が分厚いネクタイによく合うおすすめの締め方です。

最初に、小剣が下になるように大剣とクロスさせます。小剣のみを180度ねじります。次に小剣で大剣を囲むように前方へ移動させます。最初にクロスさせた時にできた円スペースへ下から小剣を持ってきて、結び目の上から小剣を通します。

4.トリニティーノット

よく見ると、結び目が三つに分割されて見える個性的でオシャレ好きな方におすすめの結び方です。結び目を目立たせたいので、柄物は避けシンプルなネクタイを選んでください。仕事では使えませんが、ちょっとした集まりやパーティーにいかがでしょう。きっと注目されること間違いなしです。

結び方は、まず、小剣が上になるようにクロスさせます。首とネクタイの間にできた円スペースに奥の下から小剣を通します。次に、大剣を対象とした反対側に小剣を持って行き、下の手前から円のスペースに小剣を通します。こうすることで結び目が大剣を挟んで二つになりました。

その後、最初に円スペースに小剣を通した場所に小剣を戻し、大剣を手前から囲むように半周させます。再び、小剣を下から円スペースに通し、結び目の上から下へと通します。この時点で一見基本的なネクタイの形に近いように見えます。

最後に、大剣の下に小剣を持って行き、大剣を対象として先ほど通した反対側の下から二番目に作った結び目へ通します。短くなった小剣の先を襟元のネクタイに隠せば完成です。

5.ウィンザーノット

ウインザーノットの結び方

結び目がやや大きく仕上がる結び方です。締め方は基本のプレーンノットより複雑ですが、きちっとしたい席にぴったり決まる締め方なので、覚えておくと、いざというときに「デキる男」を演出できます。

最初に、大剣を長く、小剣をかなり短くしておきます。大剣が上にくるようにクロスさせます。クロスさせているところから小剣を180度ひねり、大剣を下側奥から上側手前へ、首とネクタイでできた円スペースへ通します。

大剣で小剣と結び目を囲うように奥から半周させます。大剣を下側手前から上側奥へと円スペースへ通します。結び目と小剣を軸に反対側へ持って行き、大剣を首と垂直になるイメージで手前から結び目と小剣を囲むように手前から半周させます。

次に大剣を円スペースへ下側奥から上側手前へと通し、そのまま結び目の中の上から下へ通します。最後に、結び目を襟元まで移動させ形を整えれば完成です。

6.セミウィンザーノット

セミウインザーノットの結び方

ハーフウィンザーノットとも呼ばれるオシャレな結び方です。ウィンザーノットよりも結び目が小さく安定しています。基本のプレーンノットを卒業したい方や、勝負をしたい日におすすめです。

始めに大きな剣を長めに持ち、小さな剣の上にクロスさせます。大きな剣が小さな剣を囲うように半周させます。続いて大きな剣の端を持ち、下側から上側へ、手前から奥へ、首とネクタイの間にできた円スペースに通します。

大きな剣で小さな剣を手前から囲うように半周させた後に、奥側の下から上へ円スペースに通します。大きな剣を結び目の上から下へ通し、形を整えれば完成です。

7.クロスノット

結び目が二つに分割されたプレーンノットを少し崩した結び方です。ビジネスシーンよりオシャレに弾けたい時におすすめです。

結び方はやや複雑です。小剣を長めにし、小剣が上にくるようにクロスし、剣を持っていない方の手の人差し指と中指で大剣をつまみ、そのまま大剣を軸に垂直に小剣を一周させます。

次に小剣を首とネクタイでできた円スペースへ小剣を下の前面から奥へ通すと、結び目が2つできます。大剣をつまんでいた人差し指と中指を反対の人差し指と中指に持ち替え、小剣を上から下へ通します。最後に結び目の形を整えて襟元まで持ってくれば完成です。

8.ブラインドフォールドノット

スカーフのように緩やかに結ぶ、結び目が見えない結び方です。結婚式やパーティーの席で、人とは違う印象を与えることができます。かしこまった場なら、白いシャツにグレーのネクタイで決めましょう。

最初に大剣を小剣の上にクロスさせます。小剣の下から首と垂直に一周させます。この時にできる結び目の中に、大剣を持っていない方の手の人差し指、中指、薬指を入れておきます。首とネクタイの間にできた円スペースへ大剣を下の奥から上へと通します。

そのまま大剣を結び目の上から下へ通します。結び目を襟元の近くまで持ってきたら、大剣と小剣の両方を円スペースの下の奥から上の手前へ持ってきます。形を整えたら完成です。

9.エルドリッジノット

あえて結び目の裏側を表にしたような結び目が5分割に仕上がる特徴を持つ、何度も折り返しが必要になる複雑な結び方です。単色で生地にこだわったネクタイを締めたい時、華やかな場で人に差をつけたい時におすすめです。

まず、小剣で大剣を囲むように一周させます。この時に大剣の交わる部分をつまんでくぼませておくことがポイントです。小剣を下側の手前から、首とネクタイの間にできた円スペースへ通します。

小剣を首と垂直になるイメージで大剣を軸に手前に半周させた後、下側の奥から上側の手前へ、円スペースへ通します。小剣は大剣を軸として、下からクロスさせます。この時にできた結び目に小剣を下側奥から上側手前へ通します。

小剣の端を持ち、やや横の襟元のネクタイへねじりこむように二周させ、大剣と結び目のまとまりを下から上へ囲い込むようにします。その時にできた新たな結び目に小剣の先を下側手前から上側へ通します。最後は、小剣を襟元のネクタイにねじりこんで固定させれば完成です。

10.ノンノット

名前の通り結び目がない結び方です。普段のお出かけや自分をかっこよく見せたい時におすすめしたい、気づかれた時にちょっとうれしくなる小さな3つの結び目が特徴の締め方です。

まず、小剣を長め、大剣を短めにしておきます。小剣を上に大剣とクロスさせたら、下側奥から上側手前へ、首とネクタイの間にできた円スペースへ小剣を通します。今度は、結び目と大剣を軸に小剣を反対側へ移動させ、下側手前から上側奥へと円スペースに通します。

続いて、小剣を大剣の後ろへ持っていき、裏側にできた結び目の上から下へ小剣を通します。3分割された結び目を整えたら、小剣を下へ引っ張ると結び目が襟元まで移動し完成です。

就活生がネクタイを結ぶ時に知っておきたいこと

ネクタイが少し曲がった就活生

ネクタイの結び方にはたくさんの種類があることが分かりました。ここでは、ネクタイを結ぶ前に知っておきたいことをご紹介します。ネクタイの知識を深めてよりかっこいいネクタイ姿を目指しましょう。

ディンプル

ディンプルとは、ネクタイを締めた時にできるくぼみのことです。ネクタイの結び方をマスターしたら、結び目の下にできるディンプルの形を整えましょう。縦に長くくぼんでいるディンプルが整っていると、周囲に洗練されてかっこいい印象を与えます。

作り方は簡単。まず、結び目の下から上に向かって人差し指を結び目の中に滑り込ませ、指で中央にくぼみを作ります。次に、親指と中指をネクタイの両端にそえながら、するすると人差し指を下に向かって下げていきます。中央のくぼみを壊さないように結び目を整えたら完成です。

ネクタイの長さ

ネクタイの長さは、一般的にネクタイの先がベルトに少しかかるくらいが丁度いいと言われています。大剣と小剣の差は、だらしない印象を人に与えずに済む1cm以内が理想。ネクタイは、存在そのものが目立ちます。ネクタイをつけている本人より目立たないようにすることがおしゃれの基本です。

ネクタイの色

ネクタイの色は、成功する人は情熱的な「赤」をつけることが広く知られています。でも、サラリーマンで「赤」をいつもつけるのは現実的に難しい。定番でかっこいいのは「紺」です。就活生は、清潔で真面目な印象を与える「紺」を選びましょう。

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就活生のネクタイの結び方はプレーンノットから覚えるといい

就活用に準備したネクタイ

着けるだけでその人が持つ印象がガラリと変わるネクタイは、場所や状況を考えて慎重に選ぶことが大切です。就活生なら、おしゃれや流行より自分が受ける印象を優先に考えてください。

ネクタイの結び方は、基本中の基本で最も美しいと言われるプレーンノットから覚えましょう。企業説明会や面接でやる気のあるところを見せるには、きちんと整えられた清楚な見た目が重要です。ネクタイをキリッと結んだ立ち姿は、きっとあなたを採用へ導いてくれることでしょう。