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就職留年とは?就活に再挑戦する理由・その他の選択肢

就職留年をご存知でしょうか。これは学生が希望する企業から内定を貰うためにあえて留年することを指します。留年してまで希望の企業にこだわる理由、成功するためにしておきたいことを紹介します。就職留年はどうやるの?学費はどうなるの?就職留年以外の道なども解説します。

就職留年とは?就活に再挑戦する理由・その他の選択肢

就職に失敗した!就職留年の成功の鍵

就職留年というワードを耳にしたことがあるでしょうか。
学生にとっての就職活動とは、卒業年度の春~夏にかけてスタートします。そして卒業するまでの間に内定をもらい、卒業後の春に就職する、という流れが一般的です。

「就職活動」「新卒」「入社は4月」…日本の企業は採用のスタイルが画一的であるため、このわずか半年の間に内定を獲得できない学生は就職の美味しいタイミングを逃してしまうことになります。
内定がない学生、さらに言えば希望の企業から内定が出なかった学生の中には、さらにもう1年就職活動を続けるために「就職留年」する人もいるようです。
この記事では就職留年とは何か説明していきます。

希望の企業から内定がでなかった時の選択肢、就職留年とは?

希望する企業から内定をもらうためあえて留まるのが就職留年

就職留年を思案中の大学生

コトバンクによると、就職留年とは、「卒業年度内に就職の見通しが立たない学生が、次年度も就職活動を継続するために、あえて留年すること」とあります。
つまり、内定が出なかった、もしくは希望の企業から内定が出なかったために、卒業しようと思えばできるのにしない選択肢、及びその道を選んだ学生のことを指します

就職留年(シュウショクリュウネン)とは – コトバンク

既に卒業要件を満たしている、卒業しようと思えばできるのに、敢えてしないのが就職留年なんですね。では、なぜ留年する必要があるのでしょうか。

就職留年を選ぶ理由

就職留年を選ぶ学生がいる背景には、今日の就職の仕方に原因があると言われています。
日本の企業は学校を卒業したての若手を新卒と名を付け、その能力の違いに関係なく一括りとして考えます。これは大人数を採用する際には非常に画期的な方法で、採用活動・社員教育における金銭的・時間的コストを抑えることができます。

また、新卒とは、まだ社会をよく知らない若者という印象を持たれます(実際、過半数以上はそうかもしれませんが)。何色にも染まっていない若手を自分の会社色に染められるため、日本の企業は新卒というネームバリューを好むのです。

このような理由から、学生は新卒の価値を落とさないために就職留年を選ぶ人が一定数いるのです。
一方で、正規雇用・勤務先にこだわらない学生であれば、就職留年を選ぶことはないでしょう。学生側も正規雇用を重視していたり、できるだけ多くの求人の中から就職先を選びたいという思いがあると考えられます。

就職留年をする学生の割合は?

読売新聞が実施した「大学の実力」調査によると、春、卒業学年で留年した学生は、前年より3445人増の10万2810人もいた。6人に1人に上る。大学の就職担当者によると、内定を辞退して留年を選ぶ学生が目立つという。

「卒業せず」10万人突破も…“就職留年は逆効果”と採用側 | 日刊ゲンダイDIGITAL

日刊ゲンダイによると、約16%の大学生が就職留年しているとのこと。割合は年々増加傾向にあります。
その背景には、以下のような理由が考えられます。

就職に対する考え方がシビア

入社3年目までの若手が転職してしまう―。近頃このような話を耳にすることが増えていませんか?就職間近の学生は、自分たちも当事者だと感じています。転職となればお金もかかる、せっかく入社した企業にも悪い、という思いから企業を選ぶ目が厳しくなっていると言えます。

将来が不安

インターネットの普及によって様々な情報が手に入るようになり、現代の若者は情報をたくさん浴びています。不況の中生まれてきた世代であるため、世の中の不安定さを訴える情報にはとくに敏感で、他の世代より安定を求める気持ちが強いです。そのため、失敗のない、リスクの少ない企業を選ぶ、または失敗してもいいと思えるくらいのコスパを感じられないと就職に踏み切れないのです。

自分らしさを大切にしたい

先ほどの項目とも共通しますが、情報があふれているために、今の学生はカッコよく自分らしく生きている人の姿をたくさん目にしています。自分らしさを捨てて、納得しない道を選ぶことはできないのです。

内定ゼロの学生も同じような考えでいると言えます。就職したいのであれば非正規雇用という道もあるのですが、先の見えづらい世の中が不安で、できるだけ安心できる道を選び取りたいという堅実な考えを持つ学生が多いのです。

就職留年以外の選択肢は?

就職活動をもう1年チャレンジする場合、必ず就職留年しなければならないことはありません。留年以外にも就職活動を続ける方法があります。

就職浪人

就職浪人の道を選んだ女性

浪人と名の付く通り、学生でもなく、社会人でもない状態で就職活動を続けることです。大半の人はアルバイトで生活費・就職活動費を稼ぎながら就職活動をしているようです。

就職留年と就職浪人の大きな違い

新卒の価値の高さは先ほど説明した通りですが、就職浪人は留年と違い既卒扱いとなります。つまり、中途採用枠となるため高いスキルを持った転職者と同じ土俵で戦わなければなりません
しかし今日では第二新卒という枠も増えてきました。準新卒として扱ってもらえるので、単に就職浪人=既卒と見られず、就職活動が進めやすくなっていると言えます。

就職浪人で気を付けること

当然ではありますが、何年も就職しない状態でいると企業は不信感を抱きます。また第二新卒というチケットも手放すことになるため、実績のないまま就職活動を続けなければなりません。これは非常に厳しい状況です。就職浪人の道を選ぶ場合には、将来のプランを立てた上で決断しましょう。

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履歴書の学歴に書く在学中と卒業見込みの使い分け

非正規雇用形態で働く

就職留年中にアルバイトをする女性

世の中には、アルバイトやインターンシップといった働き方が存在します。専門職と言われるような仕事は、初めは非正規雇用で、経験を積んでいくと正規雇用となる場合も多くあります。また、フリーランスとして収入を得るのも立派な仕事の一つと言えますね。

正規雇用にこだわらない働き方

たとえば建築関係の仕事では、アルバイトとして新人を雇い、経験を積んで一人前になったら正社員に登用するケースがあります。アパレル関係もこのようなケースが多いですね。専門的なスキルがあり、やる気があればこのような働き方もできるのです。現場で働くことで、その仕事を肌で経験できる環境だと言えます。頑張り次第ではキャリアがより広がるでしょう。

非正規雇用の期限を決める

それでもやはり、安定した収入・福利厚生を手にしたいのであればいつかは正規雇用として働く必要があるでしょう。非正規で働く年数をあらかじめ決めておき、先が見えないようであれば就職活動を再開するという方法もあります。一定年数働いた実績と、その業界・職種のスキルが身に付くため、未経験で就職活動をするより採用されやすいメリットがあります。

就職留年の方法、気になる学費は?

就職活動にもう1回チャレンジするために就職留年の決意をしたところで、大きな問題は「やり方」「費用」がありますよね。
就職留年の実情はどのようになっているのでしょうか。

就職留年するには

就職留年するには、当たり前ですが卒業しないことが必須です。

  • 卒業に必要な単位を取得しないようにする
  • 卒業論文を書かない
  • 卒業要件は満たしているが、大学側に願い入れて籍を置かせてもらう

以上のような方法が考えられます。
2つ目、3つ目は教授や大学事務側に相談してみるべきです。後述しますが、学費も安く済む可能性もありますし、大学は味方につけておくことで損はありませんよね。

就職留年の学費

留年中の学費の捻出に頭を悩ます女性

一番気になるのが、学費はどうなるのかという点ではないでしょうか。目的が就職活動のためだとしても大学に留年することになるので、当然学費は払わなければなりません。

  • 特例は設けず、1年分の学費の支払いが生じる
  • 卒業に必要な単位数に応じて学費が減額となる
  • 就職留年する人のための学費が設定されている

以上のようなケースがあるようです。これは大学によってまちまちですが、3つ目のケースを認めている大学はまだまだ少ないのが実情です。就職留年の道を選ぶには1年分の学費を支払えるだけの経済力が必要であることがわかります。

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奨学金の猶予申請に必要な書類や審査に通る理由の例文

就職留年を成功させるために

就職留年の就職活動は1度目より厳しくなります。なぜ昨年就職しなかったのか、留年期間に何をしていたのか、企業は知りたいことがたくさんあり、その人を様々な角度から判断しようとするためです。
納得できる結果が出せるよう、留年期間にしっかりと準備をしましょう。

就職留年中に準備すべきこと

スケジュールを完璧にこなす就活生

就職活動を振り返る

まずは、前回の就職活動をしっかり振り返りましょう。
どういう業界を受けていたか、何が足りなかったか、どの選考過程が苦手だったか…など思いつく限りのすべて書き出すことで、回目の就職活動で同じ轍を踏まないようにします

スケジュールを組む

就職活動の肝はスケジュールです。いつまでに内定をもらうか、理想でいいので目標を立てて逆算していきましょう。就職活動の大きな流れが見えるかと思います。

自己分析・企業分析をやり直す

前回の就職活動でも自己分析・企業分析をしたかと思いますが、就職活動を通して考え方が変わったり、業界が変化したりしています。再度分析をしましょう

就職留年の過ごし方

留年中は、ただ就職活動するだけでなく何か一つでもいいのでスキルを身につけましょう。

  • 資格取得
  • 海外留学
  • インターンシップ
  • 町おこしなど社会と繋がる活動

自分のやりたいことかつ、就職してからも役立つスキルが身につくものが望ましいでしょう。
単に就職のためという理由ではなく、本気で打ち込めば企業の評価も上がりますし、自分自身のためにもなります。
就活留年という道を選ぶからには、覚悟を持ってその期間を過ごさなければなりません

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留年した学生が就活に臨むときの心構え

自分の未来を見据えて計画を立てましょう

留年という言葉がつくために、就職留年はイメージが悪いと思う方もいるかもしれません。
しかし就職留年を選択する学生は年々増えてきています。また正規雇用で働きたい、自分らしく働きたいと思う学生にとっては、大変有意義な選択肢です。

働き方の選択肢が増えている今、就職までのプロセスも人それぞれ。就職留年が世間的に認知されるようになる日も近いのではないでしょうか。
就職留年する際にはその期間を有意義に過ごし、自分の望む未来をしっかりと掴み取りましょう。

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