転職エージェントとの面談の服装は?当日までの準備リスト

エージェントとの面談で押さえておきたいポイントをご説明します。転職支援サービスのひとつである転職エージェントは、上手に活用することで転職の成功率がグッとアップします。そのためにはまずキャリアコンサルタントとの面談によるすり合わせが重要です。

転職エージェントとの面談の服装は?当日までの準備リスト

転職エージェントの面談では何をする?事前準備は?

今の仕事を辞めて新たな職に就こうと決めた時、多くの方は転職サイトに登録をしたり、すでに転職をしている身近な人にアドバイスをもらうなど積極的に行動するでしょう。

多種多様な働き方が注目されている昨今、転職支援サービスは年々拡大傾向にあり、様々なサービスが受けられるようになっています。そのような転職サービスのひとつである「転職エージェント」を活用することで、より自分が希望している条件を満たす企業に就職できる可能性が高くなります。

転職エージェントとは、転職希望者がより良い転職ができるよう、キャリアコンサルタントと呼ばれる就職支援のプロがサポートしてくれるサービスです。今回はこの転職エージェントとの面談における注意点に焦点を当てていきます。

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Uターン転職で後悔したくない!成功させるポイントとは

転職エージェントでサービスを受けるまでの流れ

キャリアコンサルタントによる転職支援サービスを受けるためには、まず転職エージェントに登録をする必要があります。

書類とペンと差し出す転職エージェント

転職エージェントは大手から中小まで様々ありますが、扱っている求人の量を目安にして選ぶとよいでしょう。
大手のエージェントは数十万件といった膨大な数の求人を扱っています。そのため、自分の希望や理想により近い求人を見つけることが可能です。一方で中小規模のエージェントは地元密着型など、大手ではカバーすることが難しい地域に根差した求人を扱っていることも多い傾向にあります。自分がどのような仕事で、どこに勤務したいのかによって使い分けると良いでしょう。

転職エージェントは複数社登録しておくのがベスト

エージェントへの登録は1社だけでなく、複数社(2~3社が平均)登録することがおすすめです。エージェントによって扱っている求人が異なる場合もあるので、複数社に登録することでより多くの求人を知ることができます。

転職エージェントへの登録後には、キャリアコンサルタントとの面談が発生します。面談当日を迎えるまでに、今までの経歴の棚卸や過去のエピソード、希望する職種・業界の選択、勤務地や給与面など転職する際に重視する項目を決めておく必要があります。なるべく具体的に決め、わかりやすいようにまとめておくと面談をより有意義に進めることができます。まとめるときは、箇条書きやメモ書き程度で問題ありません。

面談の連絡については、キャリアコンサルタントから直接連絡が来る場合と、転職希望者が日時を指定する場合があります。それぞれのエージェントのやり方に則って進めましょう。

転職エージェントの面談当日の流れ

ここでは、転職エージェントのキャリアコンサルタントとの面談の大まかな流れや内容について解説していきます。

1 自己紹介をする

握手する転職エージェントと転職希望者

面談当日は、指定された場所に時間に余裕をもって向かうようにしましょう。エージェントの受付フロアに着いたら受付の方に面談の旨を伝えるか、無人のところは受付に電話があるので電話を使って面談に伺った旨を伝えます。

面談室に通されると、程無くしてキャリアコンサルタントと対面します。初めに自己紹介をし、「本日は宜しくお願いします」と一言伝えます。この時に、キャリアコンサルタントから面談の流れやサービスの説明を受けます。しっかり聞いて、疑問や不安を感じたら必ず質問するようにしましょう。また、現在の転職市場の動向なども聞いておくことで、今後の転職活動で有利に動ける可能性があります。

2 職務経歴を話す

自分が今までどのような仕事に就いてきたのか、何をしてきたのかについて話します。この時に事前準備をしておくとスムーズに話すことができます。キャリアコンサルタントに伝える時は、長くなっても問題ありません。「全てを話す」くらいの意気込みで、なるべく抜けや漏れがないことが大切です。ここで話した内容は、後の自己PRの部分や履歴書・職務経歴書などの応募書類に記載する内容となる重要な部分です。ここを疎かにしてしまうと、より良い転職が難しくなるのでしっかり準備しましょう。

3 転職理由を話す

「なぜ転職しようと思ったのか」ということを素直に話しましょう。キャリアコンサルタントは面接官ではありませんので、嘘をつかず正直に伝えることが重要です。相談に乗ってもらう、くらいの感覚で話すと話しやすいです。例え転職理由がネガティブな内容(給与が低い、人間関係が嫌など)であったとしても隠すのは絶対にしてはいけません。ここで本心ではない理由を伝えてしまうと、キャリアコンサルタントとの信頼関係の構築が難しくなり、コミュニケーションを取ることが厳しくなります。後の転職活動に支障をきたす恐れもありますので、素直に話すことが大切です。

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転職理由のランキングから見る好印象な言い回し

4 希望条件を伝える

今回の転職における希望条件をコンサルタントに伝えます。やりたい仕事や興味のある業界・分野、給与額や勤務地、休日など様々な希望を漏れなく伝えましょう。話す時のポイントは、優先順位が高い希望条件から話すことが重要です。自分の望む全ての希望条件を満たす求人はほとんどありません。必ず何かを諦めなければならない状況もいずれはやって来るので、あらかじめ自分の中で優先順位をつけておくと、希望条件の取捨選択がスムーズにできます。

なお、希望条件を考える時には、どこまで譲歩できるのかといった「最低限」のラインを設けることで、様々な条件に対応しやすくなります。

5 求人紹介

仕事を紹介するキャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントが、今までの話の内容を聞いて希望条件に合うような求人を紹介してくれます。いくつか提示されるので、求人の中身をしっかり確認しましょう。ただし、その場で「受ける」「受けない」の結果は決める必要はありません。求人内容を読み、疑問点や気になる点などあれば必ず質問しましょう。

また、「なぜこの求人を紹介してくれたのか」「どの部分が魅力的な求人なのか」などの理由を聞くと、キャリアコンサルタントが今までの話の中で感じた転職希望者に持つ印象を知ることができます。その答えが、自分をよく理解してくれたのか、もしくはされていないのかといったことを知る目安にもなります。もし理解がされていないと感じたら、改めて自分の希望条件を伝えるようにしましょう。

6 今後の転職活動の進め方や連絡手段の確認

一通り面談が終わると、最後に今後の進め方や連絡手段についての確認がされます。まずは履歴書・職務経歴書などの応募書類の準備、求人の選定やエントリーについての説明が主となります。応募書類の準備に関しては、面談を通してキャリアコンサルタントからアドバイスを貰えるので、そのアドバイスをもとに書類を作成すると良いでしょう。

求人についてはキャリアコンサルタントからも紹介はしてもらえますが、自分自身で見つける努力もすることが大切です。また、今後の連絡手段は電話とメールのどちらが良いのか、都合のつく時間帯はいつなのかといった確認を行います。

その他の詳細はエージェントによって様々ですが、一般的な面談は以上の6つのステップで進んでいきます。

腕時計を見る女性の転職希望者

転職エージェントの面談場所は?時間はどれくらい?
通常、キャリアコンサルタントと面談を行う場合は転職エージェントの社内に設けられている面談室を使用します。エージェントによって様々ですが、個室が多くきちんとプライバシーが守られるようになっています。面談室の中はシンプルで、机と椅子(エージェントによってはパソコンが設備されている)だけの造りになっています。

面談時間は平均して1時間から1時間30分くらいが目安です。ただし、事前準備の具合や質疑応答などで時間が押す場合も考えられるので、あらかじめ時間に余裕を持ったスケジュールで面談に行くことが大切です。

次に予定が入っている場合や、時間に制約がある場合は必ず最初にその旨を伝え、終了希望時間を伝えましょう。あまりにも短い時間だと十分な面談を行うことができず、情報不足になる可能性があります。より良い転職を目指すのであれば、面談当日はなるべくほかに予定を入れない方が心にも余裕をもって臨めるでしょう。

忙しい方には出張面談サービスがおすすめ

転職支援サービスのひとつとして、地方在住者や多忙な人向けに出張面談を行っている場合があります。大手のエージェントは全国各地に事務所を構えていますが、場所によっては事務所まで遠い方も多くいらっしゃいます。そのような地方在住者向けに、キャリアコンサルタントが自宅付近まで来て面談をしてくれるサービスもあります。

場所は喫茶店やカフェ、ファミレスなどが多く、プライベートが守られる空間ではありませんが、落ち着いて話ができる場所で行ってくれます。他にも多忙で時間がなかなか取れない方や、先ほどの地方在住者に対してスカイプや電話を使って面談に対応してくれるエージェントもありますので、上手く活用してみてください。

面談当日の持ち物は?

スーツを着て肩から鞄を下げて面談に行く女性

転職エージェントとの面談当日の持ち物には、筆記用具とA4サイズの資料が入る大きさのカバンは必ず持っていきましょう。求人票や資料などを提供される場合があるので、大きめのカバンを持っていくと安心です。

他には、履歴書や職務経歴書(下書きレベルで可)を用意しておくと、より具体的に話をすることができます。もし履歴書や職務経歴書が用意できない場合でも、自分の経歴を簡単にまとめたものは最低限持っていくようにしましょう。面談時間は限られているので、これからサポートをしてくれるキャリアコンサルタントに短い時間で少しでも多くの情報を与えることが重要です。

転職エージェントとの面談はスーツ?私服?

面談当日の服装には特に決まり事があるわけではありません。企業との面接ではないため、スーツを着用する必要もありません。ただし、元々スーツスタイルでの仕事をしている方や、お堅い転職先を検討しているといった場合にはスーツで行くのが無難でしょう。

また、私服であっても、汚れている服や破れている服は避け清潔感のある服装を心掛けるのが社会人としての最低限のマナーです。あまりにもラフすぎる格好(Tシャツにジーンズ、ジャージやスウェットなど)もやめておいた方が良いでしょう。

面談前の事前準備について

面談に臨む前に、必ず事前準備をしていきましょう。キャリアコンサルタントは、転職希望者についての情報をほとんど知りません。少しでも多く情報を提供し、より良い転職につなげるサポートを得るためには事前準備が何よりも大切です。以下の5つの項目を参考に事前準備を進めましょう。

1 経歴の整理

箇条書き程度でも問題ないので、今まで自分が携わってきた仕事などの経歴を整理しておきましょう。面談時に経歴については必ず聞かれるのでスムーズに答えられると、より中身の濃い面談をすることができます。

2 転職理由を明確にする

なぜ転職するのか、という理由をきちんと明確にしておきましょう。理由はネガティブだと捉えられるもの(給与が低い、人間関係が嫌、残業が多いなど)でも構いません。重要なのは「なぜ」自分は転職という道を選ぶのかということです。その理由が明確になっていなければ、次の就職先でも同じ理由で辞めてしまう可能性があります。嘘偽りなく、転職理由は正直に答えましょう。

3 自分のアピールポイントやスキルを把握する

人差し指を立てて自分のセールスポイントを言う男性

自分には何ができるのか、何が得意なのかといったことを自分でしっかり理解しておきましょう。どんな些細なことでも構いません。自分ではそれほど、と思っていることが実は他社から求められているスキルや経験だったという可能性もあるので、自分の強みはきちんと答えられるようにしましょう。

4 志望業界の選定

転職をする際、自分は何の業界でどのような仕事に就きたいのかを明確にしましょう。「今の職場が嫌だから転職できればどこでもいい」「何でもいい」という考えは絶対にしてはいけません。転職に失敗する可能性が非常に高くなります。より良い転職をするためにも、自分が何をしたいのかを理解し、その理由をきちんと答えられるように準備をする必要があります。

もし業界や職種が決まらないようであれば、苦手な業界・職種を明確にすると良いでしょう。自分自身の好き・嫌いを明確にすることで、より良い転職をすることができます。

5 希望条件を決める

職務内容や業界ではなく、どのような会社に入りたいのかということをイメージしましょう。どれだけ好きな仕事でも、休みが少ない場合や勤務地が遠い場合があります。その際、自分はどこまで条件を譲ることができるのか目安を設けることで判断をしやすくします。
例えば、最低給与額や休日日数、勤務地などの条件を決めることで自分の譲るポイントが見えてきます。そのポイントをベースに、希望する職種や業界の仕事を探す方が、より自分の理想に近い転職をすることができます。

ただし注意をしておかなければならないのは、全ての希望は叶わないということです。それを前提に置き、あらかじめ希望条件に優先順位をつけておくとさらに良いでしょう。

転職エージェントの面談当日に注意すべきポイント

より良い転職に繋がる面談になるよう、当日に注意すべきポイントを4つお伝えします。面談に臨む前に必ず確認しておきましょう。

1 担当者との相性を見極める

キャリアコンサルタントと面談する転職希望者

面談は基本的にキャリアコンサルタントと1対1で行われます。キャリアコンサルタントは自分のこれからの将来を決める転職をサポートしてくれるパートナー的存在です。面談時にしっかりと相性の見極めを行いましょう。キャリアコンサルタントとの相性が合わないと、今後の転職活動がスムーズに進まない場合も考えられるので、もし相性が合わないと感じたら担当変更を申し出ましょう。エージェント側も柔軟に対応してくれるので、我慢する必要はありません。

2 嘘は絶対につかないこと

キャリアコンサルタントは、面談を通じて転職希望者のことを理解していきます。経歴やスキル、志望業界や転職理由、希望条件など。これらのヒアリングをわずか1時間30分という限られた時間の中で行います。全ての質問には正直な気持ちで、嘘偽りなく答えましょう。この面談を通して得られた情報をもとに、キャリアコンサルタントは求人提案をするので、少しでも本心と違うことを伝えてしまうと自分の理想の転職とはどんどん離れて行ってしまうので注意が必要です。

3 事前準備はしっかりと行う

面談をスムーズに、そしてより実りのあるものにするためには事前準備は必要不可欠です。何も準備せずに面談に臨んでしまうと、自分の思ったような結果を得られず不完全燃焼で終わってしまいます。
事前準備の項目にも記載した全てができなくても、最低限、経歴の整理と転職理由は明確に答えられるようにしておきましょう。希望条件については、自分が絶対に譲れないポイント3つ程度は優先順位をつけながら考えておきましょう。

4 エージェントに任せきりにしない

キャリアコンサルタントは、複数の転職希望者のサポートをしています。そのため、エージェントの中でもサポートをする優先順位が決められています。中でも優先度が高いのは、やはり転職意欲の高い人です。面談時には「自分は必ず転職をする」という強い意思をキャリアコンサルタントに伝えるようにしましょう。間違ってもエージェントやキャリアコンサルタントに任せきりにしないようにしてください。

面談は今後の転職活動を左右する重要なカギ

今よりも良い人生にするために、さらにキャリアアップするためになど様々な理由で人は転職をします。様々な働き方が注目される今の世の中で、より良い転職をするためのひとつの手段として転職エージェントを活用する方法があります。

転職エージェントやキャリアコンサルタントは、これからの自分の将来を考えてくれる、より良い転職に導いてくれるパートナー的存在だと認識しましょう。もちろん、これからの自分の人生全てを他人任せにするのは良くありません。しっかり自分で考え、選択することが重要です。面談当日までには必要な情報を事前にしっかりとまとめ、的確に相手に伝えることを心掛けましょう。

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