スカイプ面接のマナーで押さえておくべき9つのポイント

スカイプ面接を採用する企業が増えています。まだ馴染みの薄いスカイプ面接ですが、どのように準備し、本番を迎えると円滑に進められるのでしょうか?対面とは違ったマナーが要求されますが、その仕組みと相手の立場をよく考えることで、スムーズに進めることができるでしょう。

スカイプ面接のマナーで押さえておくべき9つのポイント

スカイプ面接を成功させるための秘訣とは?

近年、新卒採用、中途採用を問わずスカイプ面接を採用している企業が増えています。
欧米では比較的一般的に行われているものの、まだまだ日本では馴染みが薄いスカイプ面接に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

今回はスカイプ面接について解説しつつ、採用側の立場を意識したマナーや採用を勝ち取るためのポイントをお伝えします。

今さら聞けない!スカイプ面接とは何?

中には「スカイプ面接」という言葉を全く聞いたことがないという方もいらっしゃるでしょう。これは無料のインターネット電話サービス「Skype(スカイプ)」を利用した面接のことを言います。

スカイプはサービス登場から既に20年近くが経っている老舗のインターネット電話サービスです。音声通話のみならず、ビデオ通話やチャット機能などを備えたツールとして、ビジネスの場でも広く活用されています。
高音質ながらも通信量がそれほど多くないために通信環境が安定しやすく、セキュリティ面でも安全性が高いことから様々な場面で用いられています。

インカムしてチャットする女性

スカイプはインターネットを利用したサービスになりますので、インターネット環境やパソコンやスマホなどの情報デバイスが必要となります。

従来からテレビ電話などを用いた面接を行う企業はありましたが、機材が高コストなために普及はしませんでした。ところがスカイプの登場により、遠方に住む希望者との面接が移動なしにできるようになり、中小企業などでも幅広く活用されるようになっているのです。

スカイプ面接の事前準備

スカイプ面接を行うためにはパソコンが必要です。スマホやタブレットでもスカイプは利用可能ですが、動作の安定性や画面の見やすさを考慮すると、パソコンで準備しておいた方がよいでしょう。

スカイプのアカウントを持っていない方は、面接の数日前にはアカウントを作って準備しましょう。アカウントができたら、次にプロフィールを設定していきます。

表示名とアイコン・ムードメッセージの確認

面接前に特に注意したいのが、表示名とアイコン、そしてムードメッセージです。
プライベートでSkypeアカウントを持っていると、表示名がニックネームやハンドルネームになっていることがありますが、面接やビジネス利用の際には表示名は本名を表示するのが基本です。この表示名はスカイプ名(スカイプID)とは違いますので注意しましょう。
なお、スカイプIDが企業側から見て不適切な内容と判断できるのであれば、新しくアカウントを取得し直すことをおすすめします。

skypeのプロフィール画面

ムードメッセージというのは、アイコンや表示名と一緒に相手側画面に表示されるもので、個人の識別のために使われるものです。面接の際には削除しておいた方が良いでしょう。

アイコンも就職活動の面接ならそれに合わせたものを準備するのがベストです。イラストなどではなく、本人の就職活動用の写真にするのが基本です。顔がはっきり見える写真を選びましょう。

マイクとカメラの確認

ウェブカメラ

プロフィールの準備ができたら、最後にマイクとカメラの確認をしておきます。
最近のノートパソコンはカメラ付きが多いですが、外付けのWebカメラやマイクを用意しておいた方が無難です。内臓のものと比較して品質が良く、故障時にも機材を取り換えるだけで済みます。どちらも家電量販店などで1,000~4,000円ほどで入手可能ですので準備しておきましょう。

マイクのチェックは、連絡先一覧にあるEcho / Sound Test Serviceというアカウントを呼び出して行います。
Webカメラの動作チェックは、Windowでは「ツール→設定→ビデオ設定」、Macでは「Skype→設定→音声/ビデオ」を選択すると、ウェブカメラが使用可能かどうかを確認することができます。

スカイプ面接当日の主な流れ

スカイプ面接の当日は、企業を訪問する時と同じようにスーツを着用し、約束した時間の前に準備を終えてパソコンの前で待機しておくようにします。

メッセージを送ることができますので、時間に準備ができていれば、「~時より面接の予定の●●です。本日はよろしくお願いいたします。こちらは準備ができましたので、いつでもご連絡ください」と一言メッセージを入れておくとよいでしょう。
相手側の事情も知らないまま、こちらから何度も発信するのは失礼になります。一度発信して受信されなかった場合にはメッセージを入れて待っておきましょう。

相手から着信があり、それに対して応答することで通話が始まります。まずは軽く挨拶を交わして、音声や画像の状況について確認と調整をしてください。

面接を受けたらその日のうちにお礼のメールは担当者に送っておきましょう。ここはスカイプのメッセージ機能を使わないようにしてください。

スカイプ面接ならではのマナーと、面接を成功させるポイント

企業がスカイプ面接を行うのは採用が目的です。スカイプはコスト削減になりますが、だからと言って手抜きのために使っているわけではありません。企業側としては、時間と場所の制約をできる限り少なくするための方法なのです。正式な採用試験であることを踏まえて、真摯な姿勢で面接に臨む必要があります。
ここで、スカイプ面接で注意したいマナーやポイントについて詳しくチェックしておきましょう。

パソコンの前で背広を着てインカムを着ける男性

1 服装・身だしなみは見えないところまで気を抜かない

Skype面接では上半身だけが見える形となりますが、いつ何が見えるかわかりません。服装は見えるところだけではなく、足元までしっかりスーツを着て入念に準備をしましょう。髪型はもちろん、女性であればメイク、男性であればヒゲの処理など身なりもしっかり整える必要があります。

2 静かで明るい場所を確保する

騒がしい場所での面接は先方に悪いイメージを与えてしまいます。同居している人やペットがいる場合には、必ず時間を知らせて協力してもらってください。宅配便などについても、可能であれば届けてもらう時間帯を調整してもらいましょう。
また、昼間に行われる場合も、電気をつけて画面が明るく見えるように配慮しましょう。

3 部屋は綺麗に片づけておく

部屋の環境も大切です。面接官側は、スカイプ面接をするとしても、社内の会議室を確保したり、できる限り面接に集中できる環境を作って臨んでいます。面接を受ける側も、部屋はしっかり片づけ、カメラで映る位置に不適切なものが無いか確認しておきましょう。特にアイドルのポスターやアニメのフィギュアなど、自分の趣味が垣間見えるものは画面に映らないよう配慮する必要があります。

4 画面ではなくカメラに目線を意識する

モニターの画面を見ながら相手の視線をチェックする女性面接官

ビデオ通話においては、ついつい画面を見てしまいますが、できる限りカメラを見るようにしてください。そうしないと、相手側の画面では目線が下がって見えてしまいますので注意しましょう。
逆に、面接官はあなたを見ていますから、目線が下がって見える可能性があります。こちらは不機嫌なわけではないので、誤解したり緊張したりせず「そういうものだ」と割り切り自信を持って挑みましょう。

5 音声や画像の不具合は遠慮せずに伝える

インターネット環境によっては通信音声が乱れたり、画像が乱れることがあります。緊急連絡用に電話やチャットをうまく利用するなど、機転を利かせることが大切です。また、常に音声や画像の乱れがあるようなら、都度確認する気遣いを持ちましょう。音質が悪い中で自分が話したり、相手の話を無理に聞こうとしても、互いにメリットがありません。この場合は話を遮っても失礼になりませんから、よく聞こえない旨を伝えるようにしてください。

6 面接の内容対策は通常の面接と同じでOK

面接の内容がスカイプ面接と対面での面接で変わることは基本的にありません。よく聞かれる質問や志望動機、自己PRなど、面接の中身については一般的な面接対策をしておくと良いでしょう。

7 時間は厳守する

Skypeでの面接に限ったことではありませんが、必ず時間厳守の姿勢で臨むようにしてください。スカイプ面接は一対一の時間ですが、遅刻や無意味な延長は面接官や他の希望者の迷惑となります。

8 スマートフォン・携帯の電源はマナーモードにしておく

スマートフォンをマナーモードに

通常の面接ではスマホや携帯の電源は切っておくのが常識です。しかし、スカイプ面接では、不具合によりスカイプで連絡がとれない場合を考慮してマナーモードにしておくのが正解です。

9 適度に相槌を打つ

画面を通したスカイプ面接では、自分の表情や気持ちが伝わりにくいことがあります。真面目に聞いているつもりでも、何らかの動作を見せずに微動だにせずにいると「この人はちゃんと話を聞いているのだろうか?」と相手に不信感を抱かせてしまいます。相手の話の腰を折るのはもちろんNGですが、「はい」と答えたり頷くなどの適度な相槌を打つように心掛けましょう。

知っていると得をする!スカイプ面接の裏の話

スカイプ面接にはその他にもいくつか特徴があります。例えば、面接の様子を録画して残すことができるということです。これは面接後に、面接官の他の採用担当者とシェアされて評価されることがありますので、良い印象を心がけて損はありません。

また、面接をする側、受ける側、共にカンニングができるというメリットもあります。当然、資料を見ていることが明らかというのは望ましくありませんが、企業への質問や想定問答の答え、提出した書類のコピーなどは用意しておくと安心でしょう。

スカイプそのものに慣れるために、普段から友人や就活仲間とスカイプを使ってやり取りをするという方法は、スカイプ上のマナーや注意点を学ぶ上で有効です。録画機能を使って改めるポイントを指摘してもらうのもよいでしょう。

就活生たちは多くの企業にエントリーし、面接を受ける機会も多いものですが、採用側も同様に多くの希望者を選考しています。

スカイプ面接はインターネット電話ならではのマナーを意識して

スカイプ面接は、訪問しての面接と同じものと考えるべきです。インターネット電話という環境下における面接だからこそ守りたいマナーや注意事項がありますので、相手側の状況や立場を意識した振る舞いをするよう心がけましょう。

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