就活の筆記試験で落ちないための採用試験突破方法

就活の筆記試験で不採用が続いている方は対策が足りないのかもしれません。筆記試験で落ちる人の特徴やSPI試験の対策、など就職試験を突破するための筆記試験の要点をまとめました。就活中の方もこれから就活する方も参考になる対策を紹介します。

就活の筆記試験で落ちないための採用試験突破方法

就活の筆記試験に落ちないために必要なこと

さあこれから就活だという方、筆記試験に不安はありませんか。就職活動ですべての試験に受かる必要はありませんが、できることなら筆記試験で落ちたくないのは当たり前でしょう。
でもどうすれば筆記試験を突破できるのか、そんな方法があるなら知りたいですよね。就活の筆記試験の突破率を上げる方法を紹介します。

就活の筆記試験で不採用になる人の理由・割合

就活のSPI試験の対策をしている女性

就活の筆記試験ってそもそも何でやるの?と思いませんか。また筆記試験で不採用になるのか気になりますよね。そんなに不採用になる可能性がないのであれば、筆記試験の対策ばかりやる必要はないですよね。ここでは筆記試験をする理由と不採用になる割合についてご紹介します。

筆記試験はより優秀な応募者見つけるために実施

そもそも筆記試験は何のためにするのでしょうか。普通、筆記試験といえば点数を見たいために実施していると思われがちですが、それだけではありません。例えば性格検査。これは対策しようがありません。
また、実際には筆記試験で落ちたのか、学歴で落ちたのか判断はできません。ただひとつ言えることはWEBでの応募ができるようになったために、応募者が殺到し、その選別として筆記試験が有効だということです。数万件の応募者がいたら応募者をふるいにかける必要があるのです。

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筆記試験で落ちる割合は企業によって違う

では筆記試験で落ちる割合はどの程度なのかというと企業によって違うとしか答えようがありません。ある企業では2~3割、ある企業では5割ぐらいの人が落ちることがあります。これは筆記試験の位置づけによります。
筆記試験の前に学歴で選考されていれば、筆記試験で多くの人を落とす必要はないでしょう。前述したように1次選考が筆記試験の場合、多くの人が落ちる可能性があると言えます。ただ就活生の方はたくさんの企業の就職試験を受けますよね。

企業によって落ちる割合が違ったとしても、筆記試験の対策をしっかりする必要があることには変わりはありません。そういう意味ではしっかりと筆記試験の対策をするようにしましょう。

なぜあの人は失敗するの?就活の筆記試験で落ちる人の特徴

採用面接を受けにきた就活生

筆記試験を受けているといつも受かる人といつも受からない人に分かれます。内定をたくさんもらっている人もいれば、全く内定がもらえない人もいます。
こうした結果を運が良かった悪かったで、片づけることはできません。なぜそのような結果になるのでしょうか。ここでは筆記試験に落ちる人の特徴について紹介します。

対策を十分していない

筆記試験に落ちる人の特徴はズバリ対策を十分していない人です。筆記試験は企業によって違いますが、それほど難しい問題が出題されているわけではありません。ただし、時間制限があるので慣れていないとほとんど点数が取れない結果になります。
時間内で問題を解く訓練をしていく必要があるわけです。そうした対策を十分していない人が筆記試験で落ち続けています。

また筆記試験によっては過去問とほぼ同じ問題が出る試験もあります。つまり、過去問をどれだけ解いたかで点数が決まるということです。
就職試験で合格し、就職をしたいのであれば過去問をしっかりと解くようにしましょう。

性格が極端である

筆記試験には性格検査も含まれます。性格検査は企業によっては重視しているところがあるので、その検査結果で性格が偏っている人は落ちる可能性が高くなります。
確かに性格的に問題がある人、この職業には向かない人に来てほしくないという企業側の考えも理解できます。
性格検査ではありますが、検査慣れすればある程度結果をコントロールすることはできます。自分を偽ることは良くないことですが、就活試験に受かるために必要な対策はしておくべきでしょう。

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さて就活の筆記試験の対策はどうすれば良い?

筆記試験の過去問を解いている就活生

就活の筆記試験と言ってもひとつではありません。独自に筆記試験を作っている会社もありますし、企業が作成したテストを利用している企業もあります。
また、ひとつの筆記試験ではなく、複数の筆記試験を使っている企業もあります。

SPIテスト問題に慣れておく

筆記試験で最も多いのはSPIです。これから就活をする人も聞いたことがあるでしょう。SPIとはリクルートマネジメントソリューションズが出している商品名です。SPIには言語、非言語の問題だけではなく英語もあります。
この試験では基本的な性格と、どのような職種に向いているのか、頭はどれくらい良いのかなどが分かります。対策は無意味であるとリクルートは言っていますが、問題に慣れておく必要はあります。こちらの対策をしっかりとして問題に慣れておかないと、就活の筆記試験で受からないと言えるでしょう。

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SPI以外の代表的な試験問題も勉強しておく

SPIの次に多いのが玉手箱です。こちらも有名な筆記試験で、NTTなどでも採用されています。こちらはSPI同様、言語・非言語があり、英語も出題されます。自宅のパソコンで受けるWEBテストとしてのシェアはかなり多いと言われています。玉手箱の特徴としては、同じ問題形式では1種類の問題だけが出題されるということです。図表の読み取りでは図表を読みとって計算するだけの問題が出題されるという感じです。

また、玉手箱は1問あたりで使うことができる時間がとても少ないということです。短時間で問題を解く必要があるということです。

他にもGABやCABという筆記試験もあります。CABはIT系の企業で採用されることが多い筆記試験ですので、IT系の企業を志望する人はこちらの対策をしておく方が良いでしょう。
内容としては暗算・法則性・命令表・暗号といった4種類の能力テストと性格テストで構成されています。一方、GABは総合商社や専門商社で多く採用されているテストです。言語と係数の能力テスト、性格テストで構成されています。

独自の一般常識テストを出すところもあるので調べておく

さて企業によっては独自のテストを実施しているところもあります。マスコミなどでは独自の一般常識のテストを実施しているところがあります。
例えばある新聞社は論文と一般教養の試験が出ます。論文の場合はあるテーマについて書くという問題が多いようです。志望する会社がどのような筆記試験をしているのか事前に調べて対策を練るようにしましょう。

SPIテストの対策

ここではもっと多く就活試験で利用されているSPIの対策を簡単にご紹介します。SPIテストには性格検査と能力検査があります。性格検査は200問程度の質問に答え、あなたの性格を判断するものです。ある程度の対策をしておかないと性格で落とされる可能性もあるので注意しましょう。
能力検査には言語問題と非言語問題、オプションで英語もあります。言語問題は語彙力や文章読解力を問う問題が多く出題されます。非言語問題には簡単ですが、数学の問題が出題されます。

数学と英語の対策に関しては次の項目で詳しく説明しますが、基本的には対策本を何回も解いて、問題に慣れておくことが一番の対策でしょう。

採用試験の対策を万全にする大学のゼミ

就活の筆記試験には数学や英語を実施するところがあります。先ほど紹介したSPIにも非言語の分野で数学が含まれており、オプションであるSPI英語を実施している企業もあります。ここではSPIの数学と英語の対策をご紹介します。この対策をしておけば例えSPIではない数学や英語の問題であっても十分対応できますよ。

SPI非言語(数学)の対策

数学と言っても様々な分野があります。その分野の中には出題されることが多い分野と少ない分野があります。出題が多い分野としては推論、場合の数・確率、集合、損益算、速度算、表の読み取り・資料の読み取りがあります。
推論はどのような問題かというと、少ない情報から正しく推論できる答を見つける問題です。これは解き方があるので問題を何回も解くことでできるようになります。場合の数は組み合わせが何通りあるかという問題で、確率を求める問題です。

組み合わせの問題は問題文をしっかりと読み取って、その条件を前提に組み合わせを考える必要があります。こちらもどれだけ練習したかで結果が変わってくるでしょう。次の集合ですが、ベン図を覚えていますか。ベン図をしっかりと書くことができれば解答は簡単に出来ます。もしベン図が難しい場合は表にしてみましょう。

損益算は原価・定価・売価の関係をしっかりとイメージできれば簡単に問題を解くことができます。そのイメージが持てるまでの練習しておきましょう。
速度の問題は時間の変換や速度の変換が意外とできていません。速度問題は練習が必要ですのでイメージできるまで練習しましょう。
表の読み取り、資料の読み取りは計算ミスをなくすことが重要です。スピードも求められるため限られた時間の中でいかに正確に計算するか練習しておきましょう。

SPI英語の対策

中学・高校レベルの英語が理解できていればそれほど難しいものではありません。SPIの英語と言っても普段勉強している英語の勉強と同じです。
単語を覚え、長文を読む必要があります。またTOEICの勉強をしてみるのもお勧めです。SPIの英語はオプションですので、必ずしも多くの企業が採用しているわけではありません。

そのためSPIの英語を念頭に対策をするよりも、TOEICの勉強をしてしまった方が他の英語の試験の対策にもなりますし、SPIも簡単に感じることができます。さらにTOEICで高得点が取れれば就職にも有利になりますよね。

就活の筆記試験でWEBテストが増えている

WEBで筆記試験する制度を取り入れた企業

就活の筆記試験はペーパーテストだけではありません。最近ではWEBでテストすることも増えてきています。WEBであれば自宅でもできますし、採点も簡単です。1次試験に合格した後にURLが送られてきてWEBテストをするということも増えているようです。なぜWEBテストが増えているのか、またWEBテストを受験するために必要なことを紹介します。

WEBテストは採用試験を効率的に行うために有効

最近ではWEBテストをひとつではなく組み合わせて行う企業も増えています。先ほど触れましたが、WEBテストが増えてきている理由は大量の応募者を効率よく振り分けるツールとして有効だからです。また、自宅でもできるので簡単にテストを実施することができるのもメリットです。こうしたメリットがあるのでWEBテストを実施している企業が増えているのです。

就活の一般常識を突破する対策おすすめ3つ

WEBテストを受験するために必要なこと

WEBテストは共有の会場でやる場合は特に準備する必要はありませんが、自宅で行う場合はパソコンの環境を整える必要があります。ネット環境もしっかりと整えておかないとデータがうまく送信できず、点数がおかしくなることがあります。
また、文字を読むわけですから大きなディスプレイの方が良いでしょう。さらに紙で慣れている人が思わぬ苦戦をする場合があります。それは紙の場合は線を引くなど、目印をすることができますが、WEBテストではそうしたことはできません。
ただし、自宅でWEB受験の場合はメモを取ることもできますし、電卓を使うこともできます。こうした点も考えて準備する必要があります。自分がテストを受けやすい環境、道具をそろえて受験するようにしましょう。

環境をしっかり整えるだけではなく、パソコンで問題に答える練習をしておく必要があります。パソコン操作をしっかりできないと思わぬ点数を取る可能性があります。最近ではスマホしか使わない人もいるかと思いますが、パソコンも普段から使うようにしましょう。

就活の筆記試験は対策次第で良い点を取ることができる

筆記試験で点数が取れないのは準備不足なのかも知れません。しっかりと準備をすれば必ず満足できる点数をとることができます。
どの企業がどのような試験を実施するのか分かっているのですから、自分が受けたい企業が行う試験はしっかりと対策をしましょう。SPI以外にも論文や一般常識が出る会社では、新聞を読むなどして世の中の動きに常に関心を払っておく必要があります。そうすることで就職試験もパスすることが出来ると思います。