就職試験の作文・誰でも簡単に身に付く書き方のポイント

就職試験で用いられる作文は、自分の考えや意気込みをアピールできる絶交のチャンス。しかし、気持ちはあってもいざ作文を書くとなると手が止まってしまう人も少なくありません。ここでは、そんな作文が苦手な人でもコツを掴んで就職アピールができる「作文の書き方」を紹介します。

就職試験の作文・誰でも簡単に身に付く書き方のポイント

コツを掴めば誰でも書ける!就職試験の作文の書き方&手順を伝授

就職試験で多く出される作文は、人によってはかなり苦手意識を持っている人も少なくありません。与えられたテーマについて全く自分の考えがないわけじゃないのに筆が進まない、何を書いていいのか分からなくなる…こんなことは誰にだって起こります。しかし、苦手なことも予め準備をしておけば、パニックにならずに落ち着いて挑むことができるのです。

とりわけ作文はちょっとしたコツや書き方を身に着けてしまえば、今まで抱えていた苦手意識がウソのように消えてなくなります。
「書けるかな…」という不安な気持ちを「書きたい!」に変えるだけで、あなたの就職への想いがより文章になって相手企業に伝えることができるのです。ここでは、就職試験の作文で抑えておきたいポイントや書き方のコツをご紹介します。

就職試験の作文の書き方・企業が出題しやすいテーマとは

企業の人事が知りたい重要事項

就職試験の作文にはひとつのテーマが与えられます。就職活動をしている企業の情報をしっかりと頭に叩き込んで面接に備えている私たちにとって、少し変化球なテーマである場合が多く、試験時にテーマを目の前にすると「あれ?書けない!」と頭がフリーズしてしまう人も多いのです。
「わが社に入社したいと思った動機」というようなテーマなら、面接などで話そうと思っていた内容に近いので書きやすいかと思います。

しかし、実際には以下のような2通りの系統のテーマが出されることが多く、簡単そうな内容でも予め心の準備をしていないとなかなか書けなくなってしまうのです。

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志望動機の書き出しで目に留まるための3つのポイント

仕事に対する意欲・考えを知るテーマ

  • 「自分にとって働くとは」
  • 「○年後の自分とは」
  • 「私の夢・目標」
  • 「これからの企業に必要なこと」

企業が知りたいこと、それは「仕事」「働くこと」にどのような考えや意見を持っているか、ということです。しかし、実際に出されるテーマは以下のように「ざっくり」したものなので、どのようにテーマに沿って自分の働くことへの意欲をアピールしたらいいのか迷ってしまいます。

その人の人間性・価値観を知るテーマ

  • 「学生時代の思い出・頑張ったこと」
  • 「家族・友人について」
  • 「最近気になったニュース」

企業によってはその人の人間性や物の考え方・価値観を知りたい、と以下のようなテーマを出す所も少なくありません。「学生時代の思い出」や「家族について」なども、身近な話題ではありますが考えがまとまっていないと企業が求めるような内容の作文に仕上げることが困難に。

テーマに沿った作文を書く時の3つのポイント

採用試験の作文で大切なこと

1.一般論ではなく自分の考え・意見を盛り込む

作文が苦手な人は「間違ったことを書いてしまったらどうしよう」という不安を持っています。しかし、作文こそ間違いなど気にせずに自分の考えをアピールできる大舞台。
誰でも書けそうな一般論を綴るのではなく「自分の考え」がしっかりと盛り込まれていることが読み手に伝わる作文です。

2.グレーではなく、白黒ハッキリさせると印象アップ

誰からも好かれるような文章を書こうとして「自分の意見があるようでない」という内容になってしまうと非常に残念です。自分の考えにきちんとした根拠や理由があるのであれば、白黒ハッキリさせた文章を書くことをおすすめします。
もちろん自分の考えに賛同する人もいれば反対する人もいます。しかし、こだわるべきポイントは「好かれる文章でなあなあな自分をアピールする」ことではなく「自分の考えを持ち、伝えることができる一人の大人」ということを分かってもらうことなのです。

3.どんなテーマでも「仕事」に繋がる内容にする

どのようなテーマが与えられても、就活試験の作文であることを忘れてしまってはいけません。必ず「仕事」「働く」ということに繋がるような内容にします
仕事とは一見無縁そうな「家族」「友達」というテーマであっても、彼らとの関係を通して自分の仕事にどう活かしたいか、社会人としての自分にどのような影響を与えたか…など、「仕事」「働く」「将来」「目標」といった方向性に持っていきましょう。

就職試験の作文・基本構成は3つに分けて読みやすく!

試験の作文を考える就活中の大学生

就職試験の作文を書く際には、まずは大きく分けて3構成にして考えましょう。ダラダラと書き綴っていると、読み手はもちろん自分自身も作文の方向性を見失ってしまい、インパクトの薄い内容になってしまいます。

序論:テーマ・書きたいことを定義する

序章はテーマに沿って自分が書きたいことを紹介する部分。ダラダラと自分の自己紹介や状況説明を述べるのではなく、「○○について書こうと思います」という内容が分かるようにテーマの定義付けを明確に記すことが大切です。

本論:テーマについて一番言いたいことを書く

本論では序論で挙げた定義をより深く・詳しく書いていきます。序論で触れた内容をより広げて、出されたテーマに対する自分が考える核心に触れていきます。

結論:言いたいことをまとめる

結論では本論で綴った内容をまとめて、前項で挙げた「仕事」「働くこと」に繋がる内容にする仕上げに入ります。

就職試験の作文・「書き出し」のコツ&ポイント

  • 「読みたい!」と思わせる文章力
  • 目を引くような興味深い書き出し

就職試験の作文・「終わり方」のコツ&ポイント

  • 言いたいことを簡潔にまとめる
  • タイトル・テーマに沿った内容をキープ
  • 読み手の記憶に残るような文章を作る

就職試験の作文・実際に書いてみよう!例文&解説付

例文:テーマ:「仕事とは」/文字数:600文字

作文の例文を教えてくれる先生

序論

1.「仕事とは家族や社会に貢献すること」と、私は父から教わりました。

2.もちろん自分の生活のため、自立するため、お金を稼ぐため、人によって様々な目標があると思います。

3.しかし、「働くこと」を突き詰めていった時、そこには自分だけでは終わらないもっと広い世界との繋がりがあるのではないでしょうか。

本論

4.私の父は小さな製鉄所で長年職人として腕をふるうと同時に、不景気の中、小さな職場を失くさないために父なりの接客や営業、時には接待に精を出して人脈を広げながら働いてきました。

5.子供の頃の私はそんな父の姿を見て「仕事の奴隷のようだ」なんて毒づいたものです。

6.しかし、今なら父が僕ら家族を守るために職人としてのプライドを持って不器用ながらも完璧な仕事をしていたこと、より良い製品を使って欲しいと多くの人に営業していたこと、会社や自分たちの仕事を知ってもらおうと慣れない接待をしていたことが分かります。

結論

7.私にとって仕事とは、父が私に見せてくれた「自分の働き方が、最終的に家族や会社・社会へと繋がること」が何よりも理想の形です。

8.ただやみくもに働くのではなく、自分の仕事が少しでも多くの人の生活に影響を与えることができる働き方を目指したい。

9.「貢献する」なんて大それたことができなくても、自分の仕事に自信を持って真摯に取り組んでいけば結果は必ず付いてくる、それこそが私の目指す仕事です。

ちょっとしたコツで文章が変わる!解説編

こちらではぼんやりとした「仕事とは」というテーマについて短い作文を挙げました。気を付けないと多くの人が似たり寄ったりな内容を書いてしまうテーマなだけに、より自分の個性を知ってもらえるパーソナルな内容にする必要があるのです。私たちが一番身近に感じる「働く人」、それは父・母・祖父母・兄弟など家族である場合が多いので、ここでは自分の父親を通して知る「仕事」についての考えをまとめています。

もちろん、家族である必要もありません。自分的に印象に残っている恩師や予備校の先生・学生時代の先輩などでも自分と密に関わった人との関係性を交えて語ると、より濃く・深く・伝わる内容になります。

解説:序論

読んでもらえる文章は序論のインパクトで決まります。読み手を惹きつけるためには、「言い切り」「すぐに核心に触れる」ことがポイント。1ではテーマに沿った定義を言い切り、2では一般論も考慮していることを匂わせながらも、3では最終的に結論に繋がる自分の考えに軽く触れています。

解説:本論

序論で挙げたテーマをより詳しく述べていく部分です。4では自分の父親の紹介、どのような働き方をしていたかを客観的に紹介しています。5では自分の個人的な過去の考えを入れることで文章に少しのスパイスを追加。そして6で大人になって就活をしている自分の目線で知った父親の姿・働き方を、同じ一人の社会人としての個人的な目線で正確に紹介しています。文章ごとに目線を変えた文章・対比などを付けると、よりテンポの良い内容になります。

解説:結論

いよいよ作文のまとめに入ります。序論で挙げた3の文章を7で改めて述べ、8と9で就職試験の作文であることを忘れない「自分が目指す働き方」「仕事に対する考え」を盛り込んで作文を終わらせます。

作文が苦手!毎日できる・文章力を身に着ける方法

文章力の訓練をする就活生

どんなテーマであれ「文章が思い浮かばない!」という人は、以下のような方法で作文がスラスラ書けるようになる練習をしておきましょう。最初は慣れなくて疲れてしまいますが、続けているうちに脳みそが作文脳になってくるのでぜひお試しください。

1.本を読む

自分の考えを上手に文章にできない人は、決して自分の意見がなかったりするわけではありません。ただ文章や活字になれていないだけなので、読みやすいノンフィクション物やライトな啓発本・芸能人が描いたような自著伝など自分が興味あるような本を沢山読む習慣をつけましょう。頑張って長編小説を読むよりも、自分と似たような人が描いたエッセーなどが参考になります

作文が苦手な人は、難しい文章よりも「話し言葉に近い文体」の本を沢山読んでいるうちに、自分の頭の中と文章との掛け合いに慣れてきます。本や文章も自分との相性があるので、内容はともあれ「読みやすいな」と感じる文章に出会うことが重要です。

2.日記をつける

本を読む習慣がついたら、どんなことでも良いので日記をつけるようにしましょう。最初は1文でも徐々にその1文を広げていくようにすると、作文に必要な「書くコツ」を掴めるようになってきます。余裕がない時には、通勤時などに頭の中で文章を組み立てる練習もためになりますよ。

3.あらゆるテーマに基づいて作文を書く

実際に就職試験の作文の練習をする際には、出題されそうなテーマはもちろん、あらゆる内容の事柄を「仕事」「働くこと」に繋げられるような内容構成を書けるように練習します。こちらも慣れてしまえばどんなテーマが出されても作文をスラスラ書けるようになるので、まずは「あるテーマに沿って考える」「考えを文章にしてみる」という練習から始めましょう。

就職の作文は怖くない!毎日の練習で文章力を身に付けよう

就職試験の作文は、決して難しいものではありませんが頭の準備運動をしておかないと、100%自分の意見や考えを文章にすることはできません。せっかく企業に自分をアピールするチャンスなので作文の書き方やコツを身に付けて、納得のいく文章をかけるようになりましょう。

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